患者の退院にはその患者の担当医によって記載された退院指示書が必要になってきます。患者が医師から退院指示書を渡されると、会計窓口に提出しますので、そこから退院手続きが始まります。
医療事務スタッフは、患者から退院指示書をもらったら、入院したときからの診療費を計算して、患者の負担額を回収します。会計が終了した後は、会計窓口で退院許可書を作成して、患者へ手渡します。患者は退院許可書を病棟へ提出し、そこでようやく退院することができるようになっています。
そして医療スタッフは、退院許可書を受け取った後すぐに、退院の報告を各部署に連絡することが重要になってきます。連絡先は、病床を管理している部署、食事を配給している配膳科、寝具を手配している部署など入院診療にかかわってくる、すべての部署に連絡します。