勤務状況によっては、医療事務の最大の特徴となるレセプト機関に繁忙期が集中します。コンピュータの普及により多少楽になってはきましたが、月末から翌月始めまでの間にレセプトを作成し、請求しなければなりません。
特に大きな病院よりも、診療所などでは診療時間終了後にレセプト作業を行う場合が多いので、この時期の残業は多くなってしまいます。その分必然的に残業代が出て給料が増えていきます。夜勤残業ともなれば、基本給が通常よりも高めに設定されることもあります。
病院によって違うと思いますが、私の場合、基本的に勤務終了時間に病院の受付が終わるという感じなので、それからたまっている仕事やレジ閉めなどをやらなければいけないので、最低でも一時間半は必ず残業している気がします。でも、自分が選んだ仕事なので多少は目をつぶらないとですね・・・
医療事務の退職金は、働く医療機関などの環境などにもよりますが、日本医療労働組合連合会発表の「賃金・労働時間等実態調査報告」 によると、42年間勤続し、定年退職した場合の退職金は2091万円となっています。
とくに医療事務スタッフは、結婚・出産を経ても働きやすい環境が整っているため、正社員として働くことを考えているのならば、退職金はもらえると考えてよいと思います。